2011.10.31更新

 1.    日本人の選択

 民主党の選択は小沢一郎にひれ伏したのであろう海江田万里ではなく、反小沢の野田佳彦を日本の総理大臣に選びました。

 なでしこジャパンが世界を制したときに、「次は、よしひこジャパン」と言って恥ずかしそうにうつむいた男の首班指名後のあいさつはなかなかの力強さで、ほとんど人のことをほめない私の妻が「鳩山・菅とは違って眼力があるのがいいかな」と控えめにほめていた。

 これから2年後に日本人が彼を選択するかは、坂道を崩れるように転がり落ちていく日本国という雪だるまの加速を緩やかに停止させるかどうかにかかっています。

 震災からの復興、原発問題の終息、円高、不況、外交などの難問の中の難問に対処できるか否かが日本国そして日本人の未来を決めます。 

 特に、自から鳩までの甚だしい外交音痴とポカン顔で音痴以前の問題で外交に全く取り組まなかった菅の無為無策により中国の脅威が東シナ海から押し寄せてきます。

 中華思想を色濃くして生きた中国覇権主義は、日本で震災が起きた月の末に「2010年中国の国防」を発表し、これからの10年を<重要な戦略的好機の時期>とし、南シナ海も東シナ海も完全にターゲットとして捉えたようです。

 南シナ海を荒らす中国に反発するベトナム、インドネシアなどの国に対して「分相応な欲」と中華思想そのものの中国に唯一対抗しなくてはならないはずの日本国の力は震災で削がれたのか。

 法人税減税をせずに復興財源に回すか回さないか程度で内輪揉めをし、減税しないなら海外依存するしかないなと日本を飛び出していく多くの企業の図式は円高よりも危険な状況です。

 中国を筆頭に軍事力増強にバンバンと予算を組んでいく東南アジア各国の中で震災からの復興にもがく日本の首相になった野田よ、日本を「ノーサイド」にしないようがんばれよ。

作者: 税理士法人SETACS

2011.10.31更新

 日本全国に漁港は2,914港あります。

 そのうち岩手県には111港、宮城県に142港、福島県に10港あり、そのほとんどの港で防波堤が壊れ、大きな被害が出ているのはテレビでの報道でその映像は記憶に新しいものです。

 その中で、農業には農協がありますが、漁業には漁協があり全国では2,700あります。

 そのうち70%の漁協は、本業は赤字ですが最終の組合収支は黒字になります。ここに現日本漁業の大問題があります。漁業の収支には本業のほかに「その他の収支」というものがあり、その中に原発、セメント工場、空港などなどの補償金・補助金が多額に入っていると思われます。

 また県は漁協に漁協権を与えているので、漁協は海で魚貝を養殖したり獲る権利、生け簀や筏を設置するに必要な漁協権を数十万から百万円以上で行使料として徴収しています。

 ここにメスを入れようというのが宮城県知事で、「地区の漁業者世帯数の70%が構成員になっている法人」「構成員の3分の2以上が特定区画漁業に常時従事する者」・・・要するに新しい漁業法人・・・に漁協と同じ権益を与えてしまい、閉鎖的漁業の改革をしてしまおうというものです。

 これは震災前からの提案で、漁協の猛烈な反発にあって頓挫していたのですが、震災で壊滅した港の復興とともに「やってしまおう」という強い意志を感じます。

 まあ結局は県の管理の法人を作ろうとしているわけで、今は自分で天候や潮を見て船をどこに出すのかを決め、魚群探知機で魚を探していた漁師さんたちが会社の社員になり、船長のことを部長と呼ぶようになり、「おい課長補佐、網を引け」「網が破れているじゃないか、網の手入れは主任の仕事だぞ」てなことになることも考えられますが、いずれにしても相当な時間と労力がかかることは想像に難くありません。

私などの部外者考えでは、どうせ漁協以外に許可を与えるのであれば、民間企業や個人の漁師の方々に直接許可を与えてしまった方が改革は早く進むのではないのかと思われます。

 また、こういった改革に漁協以外で真っ向から反対する人たちもいます。

 この漁師の賃労働者化は、その昔封建性社会から資本制社会に移行するときに、ヨーロッパでは杭を打たれた土地の中に縛り付けられていた農奴が解き放たれ、この農民たちが労働者階級となり強制的に資本主義の基礎を構築した歴史と酷似しているというのです。

 有名なマルクスのエンクロージャー(囲い込み運動)理論(今回は格調高いなあ)ですが、これは極端な話として受け止めるとしても、現実の問題は、約20%しか後継者がいない問題であり、東北で獲れた魚を食べてくれるのかという問題であり、人の英知が確かめられるこれからです。 

作者: 税理士法人SETACS

2011.10.30更新

 今回の福島第一原発の人災により原発は怖いということが我々国民の間に浸透しました。

 「あの部分だけ切り取って海に流しちゃえ」とか「ロケットで囲って宇宙に飛ばしてしまえ」などと飲み屋での解決論は到底に無理な話です。

 だから日本にある54か所の原発をすぐに止めてしまえ、というのも日本のあちらこちらが益々暗くなるので、無茶な話だろうけど「浜岡原発」だけは止めた方がいい、ここだけはヤバいよ、という意見が大勢になってきたようです。

 その理由の第一が、日本列島の乗っかっているプレートのまさにひずみの上に乗っかっているのだし、さらには地震学者が口をそろえて「この地で東海地震は必ず起こる」と言っていることです。

 第2の理由が、もうそれはただ単に「浜岡原発」の1号機、2号機は福島第一と甲乙がつけがたいほどにボロボロということで、大地震、そのあとやってくるかもしれない津波にのまれたらひとたまりもないということです。

 福島の方々には失礼な話ですが、「浜岡原発」は東京までの距離200kmと福島よりも近く、さらにすぐ近くに大都市名古屋もあり、しかも風は東京向きのようです。

 今の福島第一原発の事態を見ていると、一度原発がやられるともうどうにもなりません

 しかしこの原稿を書いている日の新聞には、中部電力が浜岡原発3号機を今年7月に運転再開を決定とあります。

 これは中部電力という一民間企業が決めていいことなのか、はなはだ疑問を抱きながら、「他はとりあえずいいから浜岡原発だけは止めてくれ」と最後のお願いをするものであります。

作者: 税理士法人SETACS

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