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やってはいけない!会計・税務の落とし穴 個人事業者編
「やってはいけない×会計・税務の落とし穴」の第2弾が、ソフトバンク・クリエイティブ出版から刊行されました。
やってはいけない!会計・税務の落とし穴
本を出しました。
超初心者から読める内容です。
コラムだけでも楽しめると思います。
林 卓也より
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2007年 No.73〜
95. 天才と運とマラソン 2007.12.21掲載
94. ガラパゴスの惨状 2007.12.21掲載
93. 韓国の大統領たちの末路 2007.12.21掲載
92. 走りながら考えること 2007.11.30掲載
91. 本の街、神保町の話 2007.11.30掲載
90. 日本人にとっての神様 2007.11.30掲載
89. カメラと脚立の関係 2007.9.29掲載
88. キティホークにまたまた乗船 2007.9.29掲載
87. 歴史を知らないブッシュ 2007.8.28掲載
86. 奨学金と利息 2007.8.28掲載
85. 中高一貫校と東大 2007.8.28掲載
84. 医者のABC 2007.7.27掲載
83. 本おたくの休日の過ごし方 2007.7.27掲載
82. 働きすぎない日本人 2007.6.29掲載
81. たばこ禁止条例で捕まる人たち 2007.6.29掲載
80. 家庭内離婚 2007.5.31掲載
79. エビングハウス忘却曲線 2007.4.26掲載
78. 2代目とこやし 2007.4.26掲載
77. 小学生の見る夢係 2007.3.31掲載
76. 日本の子供事情と日中関係 2007.3.31掲載
75. 共通の悩み 2007.2.28掲載
74. 上野公園の英知 2007.1.31掲載
73. 宮崎県は美味しい 2007.1.31掲載
2006年 No.53〜No.72
2005年 No.32〜No.52
2004年 No.30〜No.31
2003年 No.27〜No29
2002年 No.19〜No.26
2001年 No.2〜No.18
2000年 No.1

95.天才と運とマラソン 2007.12.21掲載 

サッカーのトヨタ・カップを観ていると、世の中には、つくづく「天才+運のいい奴」というものがいるもんだなあということが認識新たになります。世界中のサッカー小僧が目指してやまない決勝の場で選手に選ばれるだけでも十分に天才+運なのに、その中でもカカのような大天才+強運がいるのです。
将棋の世界の大天才羽生さんは言います。「もし今ぼくが奨励会(プロの将棋指しの卵たちがいる所)にいてもきっとプロになれないでしょう、何故ならば、前は2ヶ月も3ヶ月も考えてようやくわかったことが、今は本を2時間読むだけで同じことがわかってしまうから」みんな天才になってしまうので抜け出すことはできないかもしれない。これはかなりの謙遜なのでしょうが、「ちょっと生まれるのが早かったのは運が良かったな」という本音でもあるのでしょう。
スポーツとボードゲームの世界では、「天才+運」がなければ一流にはなれないのです。
「天才+運」、これが通用しないのが、マラソンの世界。しつこいようですが、来年の東京国際マラソンに向けて練習をしていると、つくづく思うのが「マラソンに運と奇跡はない」ということです。
「運よく、走っても疲れなかった」、「奇跡的に、足が良く動いた」、ということがない世界です。「鈍才+努力」、「愚鈍+練習」、今のところ21kmが限界到達点です。来年もがんばりましょう。


94.ガラパゴスの惨状 2007.12.21掲載 

 世界自然遺産第1号のガラパゴス。まだ行ったことはないのですが、その美しい自然と不思議な生態系については、世界遺産オタクの誰もが憧れる未開の地です。
  その美しく未開のはずのガラパゴスが今壊れているというのです。テレビを観ていると、ガラパゴスに入る観光客は外部からの泥や砂についた外来種が入るのを防ぐために、ビーサンを水で洗ったり、身体をたたいたりして、かなりの防衛手段を駆使して島に上陸しているように見えます。
ところが「ガラパゴスがこわれる」という写真集をめくると、もう島には人間が生んだゴミの山が高く積まれ、それを分別することなく野焼きにするので、アスベストなどが混じる建築資材が燃やされ、有害物質が溶け出し、雨水とともに地下水に混じり、海に吐き出されます。
月に1回は、イグアナと車の衝突事故があるそうです。
2007年6月には、危機遺産(世界遺産認定が危ない資産)にも認定されてしまいました。
我々の惑星であるガイア(地球)は、一体どうなってしまうのでしょうか。


93.韓国の大統領たちの末路 2007.12.21掲載 

韓国では、ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)大統領の誕生により、10年ぶりに政権が保守党に移りました。この政党間の移動が起こるときには必ずと言っていいほど、前大統領たちの過去の犯罪が暴かれ、彼らはテレビの放映のある中、逮捕され、裁判所に引きずり出され、刑務所に入れられます。
過去にも、全斗煥(チョン・ドゥファン)さんが退任後、光州事件や不正蓄財で死刑判決(減刑の後特赦)を受け、親族も続々逮捕、また、盧泰愚(ノ・テウ)さんも政治資金隠匿や光州事件で懲役刑(後に特赦)を受けました。
実際に投獄されていなくても、なぜか悲惨な最期を迎えています。李承晩(イ・スンマン)さんはアメリカ亡命、朴正煕(パク・チョンヒ)さんは暗殺、金泳三(キム・ヨンサム)さんは逮捕後自分は逃れたが息子が逮捕、金大中(キム・デジュン)さんは北朝鮮への不正送金が発覚しましたが後継者盧武鉉(ノ・ムヒョン)さんの指示で逮捕されませんでした。
なぜこのような事態になるのでしょうか?
韓国で働いている人に聞くと、韓国では身内の誰かが大統領になると、親族たちが寄ってたかって、「自分たちにも恩恵を」と言ってくるので、それを断りきれないで、不正なことに手を染めてしまうのではないかということですが、その真相は私にはわかりません。
まあ今回は、政権が10年ぶりに他の党に移るので、その10年間に権力の座にいた人たちとその周辺には、きっと政権の霹靂、いや青天の霹靂が起きることでしょう。(今年最後の親父ギャグ)


92.走りながら考えること 2007.11.30掲載 

来年2月17日の東京国際マラソンのために11月はトータル110km走りました。長いのだか短いのだかマラソン初心者にはよくわからないのですが、本人は十分にあえいでおります。

 走っていて音楽を聴くのも飽きてきたので、最近は司馬遼太郎さんの歴史を語る講演シリーズを聴いています。その中で、司馬さんは「文化と文明の違いの顕著たるものは、文化は不合理であり、文明は合理的なものなのです」と語っています。「文化とは、例えば箸の上げ下ろしの作法であり、ふすまの開け閉めの作法であり、ふすまなんてえのは足で開ければ一番早いのに一々座って開けています。また、文明とは、例えば飛行機であり、利用したい人はチケットの購入と離着陸時のシートベルト着用くらいの約束事を守るくらいで便利に利用できるのです」と教えてくれます。

 なるほどな、走りながら膝が崩れ落ちそうになるのを堪えながら感心します。「では、いま自分が走っているということは、文化的なのか文明が栄えた結果なのか」と考えます。つらくて痛いのに走るのは不合理だけど、おかげで健康になりダイエットにもつながることは合理的かな。

  司馬史観と文化と文明の渦巻くロードを素人ランナーは悶々と走り続けるのです。

91.本の街、神保町の話 2007.11.30掲載 
神保町を考えるトークショーでは、三省堂の社長(70歳くらいか)が一般参加の人から「三省堂の名前の由来を教えてください」との質問に老練かつユーモアを持って答えていました。とても面白かったのでご紹介します。細かい描写は覚えていないのですが概略は次のようなことでした。
創業者である祖父が孔子の論語の中の一節である「われ日にわが身を三省す」の言葉から命名したのですが、祖父が論語をすべて読んで、その中の優れた言葉を選んだとはどうも言い難い、なぜならば、自分も興味を持って論語のどの辺からとったのかを調べてみようと紐解いてみると、10巻20篇もある論語の中の一巻目しかも一番最初のほうのページにその言葉があるのです。
どうやら論語から社名を考えるというアイデアはあったのですが、最初のところをちょこちょこと読んで選んでしまったようなのです。だから、えばって言えるような社名ではないのですよ。
神保町の冠たる三省堂書店社長の見事な自虐的なお答えでありました。

90.日本人にとっての神様 2007.11.30掲載 
無信教である日本人にとっての神様は「父母」もしくは「先祖」ではないかと以前書いたことがあります。 なぜならば、「何かを成功させたい」、「恐ろしいものから守って欲しい」といった時は、99%(たぶん)の日本人が、仏壇に手を合わせ線香を上げ「ご先祖様、私をお守りください」と唱えたり、「お母さん、私に味方して」と祈ったりするからです。
その他にも日本人が神のように信じ、心のよりどころにしているものがあることがここ最近の研究(誰がしたのかな?)で明らかになりました。 以前は、それが「お金」だと考えられていましたが、それではあまりにも味気がないので、その研究では日本人が信じるものは「数字」であるとしています。
日本では、毎日、誰もが、何んらかの「数字」の情報について一喜一憂しています。
会社の売上が上がった(今月の給料を支払える、借入金も返せる)、今月の売上のノルマを達成した(美味しいお酒が飲める)、数学の点数で不合格点を取った(家に帰るのが嫌だ、そうだテストは捨ててしまおう)、思ったよりも税金が少なくて助かった(SETACSのおかげだ)、会社の格付けが上がった(だからどうした)、r−GTPが上がった(酒の飲みすぎだ)、貯金が減った(だんなに仕事がないからだ)等々です。
そうなんです、生活・仕事・行動・判断、すべての基準になるものは「数字」なのです。あらゆるものを「数字」に置き換えて、「よかった」「悪かった」と思いながら暮らしているのです。
そんなに「数字」に縛られて「幸せか」と尋ねられても、判断基準は「数字」以外考えられません。「恋愛は数字に置き換えられないわ」「私たち二人の愛は永遠よ」と言う方もいらっしゃるでしょう。 でも、そんなのは最初の数ヶ月の甘い出来事で、いざ結婚をするとなると、「貴方の給料じゃエステも行けない、会社から帰ったらアルバイトできないかしら」などと変わって行きます(断定かよ?)
また、結婚式費用も結納金も結婚指輪も、二人の家庭事情と給料などを基準に金額が決められ、離婚する時はお互いの取り分でもめることになります(これはほぼ断定)。
「数字」「数字」「数字」が自分の周りを飛び回る現実を受け止めて生きていくことが、現代社会に住む我々には必要で不可避なことだということが研究の成果なのです。

89.カメラと脚立の関係 2007.9.29掲載 
私をキティホークに案内してくれたT氏は、カメラと飛行機をこよなく愛しています。私のカメラも結構良いものなのですが、T氏のカメラとレンズは、その価格も大きさも数倍のプロの物です。
T氏は「ぼくは背が低いので、これが便利なんです」と言いながら、いつも脚立を持っています。
脚立に立ち上がり遠くから飛んでくる飛行機をいち早く見つけたり、群衆に囲まれたヘリコプターを外から写したり、疲れてきたらそれに座り、時には食事のためのテーブルにもなります。
日本のどこか、いや世界のどこかで、大きなカメラとリュックと脚立を背負いながら、空を見上げている人を見かけたら、それはきっとT氏です。その頭上には飛行機が飛んでいるはずです。

88.キティホークにまたまた乗船 2007.9.29掲載 
去年に引き続き、今年もまた世界最強艦隊である米軍第7艦隊の空母キティホークに乗船し、太平洋の海上から、米海軍戦闘機の航空パフォーマンスを見学するチャンスに恵まれました。
米第7艦隊は、空母キティホークを中心に、指揮艦ブルー・リッジなど50〜60の艦船、350機の戦闘機を擁し、戦時となると6万人の海兵・水兵を動員し、本拠地を横須賀としています。
9月23日横須賀米軍基地ゲートを朝5時にくぐり、乗船すると、その約2時間後に東京駅と同じ大きさのキティホークは巨体をかすかに振るわせて、浦賀水道から太平洋へと進路を取ります。
去年と変わらずアーミィ諸君は体が大きく(まあ当たり前か、縮むわけないし)、巨艦の振動に合わせて、巨尻を振るわせながら、自らの作業を、黙々とこなしていきます。
甲板に上がると、緑のTシャツを着た船員たちがカタパルト(パチンコのゴムを引き伸ばして離すことで石を飛ばす要領で、戦闘機を空母から発進させること)の準備をしています。招待してくれたT氏を含む「飛行機オタク+カメラ小僧たち」が絶好の撮影ポイントを求めて動きます。
AM11:30、いよいよカタパルトが始まります。
上官クラスの黄色のTシャツを着た「Fly」グループの「Boss」がパイロットに手と身体で信号を送り、「Boss」の身体が下に沈み、両手を広げて飛行機の形になると、ものすごい勢いと地響きを残し、あっという間に戦闘機は海の上に浮かび、大空高く舞い上がっていきます。
その後に続く高度な技術の航空ショーの迫力のあること。「絶対に勝てない、あまりにもすごすぎる」昨年に続き再び、強者の雄叫びに、複雑な思いを残しつつ、船を後にしたのでした。

87.歴史を知らないブッシュ 2007.8.28掲載 
米大統領ブッシュが、イラク戦争を正当化するために、「日本をアルカイダから開放して民主化にするために第2次世界大戦にアメリカは勝利したのだ」、というような演説をぶちました。
この米国の自慢の民主主義の象徴である資本主義は、アメリカを日本以上の格差社会にしたのです。
日本の会社の雇用者と労働者の所得の差が約8倍になっているのに対して、米国の所得差は何と約400倍だそうです。ブッシュ中心の金持ち連中が米国を世界を民主主義の名の下、支配しているのです。
これを民主化と言うのか言わないのかは、後世の歴史家が判断するのでしょうが、「日本を戦争で負かして、民主化にしてやった」という発言に日本のエリートは、現在、どのような反応をするのでしょうか、ぜひ日本史の試験で100点満点(たぶん)を取ったキャリアに反論してもらいたいものです。

86.奨学金と利息 2007.8.28掲載 
知人の娘が、高3になり大学受験をするので、奨学金制度を調べてみると、驚きの事実が判明しました、というか私が無知で知らなかったのですが、なんと奨学金は、将来返済をするのです。しかも利息をつけて。その金利は、高校の時の成績により上下するので人によって違うのですが、その娘の場合、
400万円の奨学金を20年間返済にすると500万円以上の返済額になるそうです。
低所得層(でないかもしれないが)の家庭の子供は大学卒業後は借金返済からスタートをするのです。
日本の大学生359万人に対して奨学金7705億円はすべて返済なのに比べて、アメリカの大学生1690万人(多いなあ)に対して奨学金8兆円で、内1兆7200億円は返済不要です。日本の債券市場に助けられて国家が保たれているはずのアメリカ。
自分の国の子供たちに、投資しろよな。道路とかじゃなくて、こういう所に金使えよな、日本。

85.中高一貫校と東大 2007.8.28掲載 
東大生を持つ家庭の半数の年収が約1千万円の時代になりました。
また、2007年には私立中学の受験者が52,000人と過去最高を記録しました。
学費+塾+家庭教師の年間教育費200万円以上を支払える家庭の子供たちが、中高一貫校に入学し、脇目も振らず、もちろんDSもしないで、ひたすら東大を目指します。
2002年に始まった「ゆとり教育」が、この傾向に拍車をかけました。
完全週休二日制の公立中学は、英語と数学の授業時間を週1時間ずつ減らし、円周率も3.14でなくて「3」でいいよとなり、焦った親たちが「中学受験をしないとあなたの子供の将来はない」といった受験塾の営業活動にも乗せられて、こぞって中学受験の道を選び、家族一団協力の元、小学校低学年から約10年間の東大への道を歩き始めたのです。
中高一貫校である私立中学は、公立とは逆に英語と数学の時間を週6時間に増やし、年間630時間とし、公立の年間315時間に、実に2倍の差をつけました。この315時間は、中高6年間になると、私立と公立の子供たちにどのような差をつけるのでしょうか。
もちろん勉強することは悪いことではなく、むしろ素晴らしいことだし、私の中一の息子が公立中学に通って、朝も夜も土日も夏休みも野球部の練習で真っ黒になって夏休みの宿題も終わるか終わらないかの時にも、私立中学の子供たちは塾の「夏季集中特訓講座−夏を制する者は受験を制する−」で、「高校野球の優勝チームを知っている奴は敗者だ」、「夏期講座の受講料を支払わない親はわが子を敗者にするのだ」と言われながら、一所懸命勉強するのは、尊くもあります。
河合塾の調査では、難関大学出身者ほど正規雇用の職につく率が高いそうです。
しかし、この私立中学に通う生徒は24万人、それに対して公立中学に通う生徒は330万人で、私立中学の諸君は全体の7%に過ぎません。高所得者の子供は、高所得者への道を歩みだすのです。
さらに、この中学高校と同じ環境で純粋培養された7%の内から、さらに難関の国家上級試験に合格した者が、キャリアとして日本の行政を担っていくわけです。「打たれ弱い(たぶん)エリート集団」の運営する「弱い日本」は、みんなたくさん勉強したはずなのに、歴史を勉強したことがない(たぶん)ブッシュに曲解された日本史を語られても、何の抵抗もできません。
公立中学出身の子供たちよ、がんばるのだ、暗記力で及ばなかったら創造力で凌駕せよ、受験テクニックでかなわないなら一芸を身につけよ。これからの日本は、93%の君たちにかかっているのだ。
--なんか力入るなあ。--          (数字などの参照は、加藤紘一氏「強いリベラル」から)

84.医者のABC 2007.7.27掲載 
「聖ジェームス病院」という本を読んでいると、医者の「応急処置のABC」があるそうです。
Aは、Air-way = エアウェイで気道の確保、Bは、Breathing = ブリージングで呼吸の確保、Cは、Circulation = サーキュレーションで循環の確保で、救急患者などに対して、このABCを胸のうちに繰り返して治療に当たっているということです。
しかし、この崇高なABCとは一味違った、ユニークな「医者の心得ABC」もあるようです。
Aは、Avoid the case = 難しい患者を避けろ、Bは、Behaind the nurse = ナースの後ろに隠れろ、Cは、Call the another doctor = ほかの医者を呼べ、とあります。
なるほどなあ、なんだか私の息子の小学生のころの授業参観をなぜか思い出してしまうのですが、なんとも含蓄にあふれたABCであります。
  でも、まあ自信のない医者には引っ込んでおいてもらったほうが患者は幸せなのでしょう。

83.本おたくの休日の過ごし方 2007.7.27掲載 
 2007年東京国際ブックフェアが東京ビッグサイトで行われ、4〜500社の有名無名の出版社が屋台を思わすブースに自社の出版本を所狭しと並べ、「さーいらっしゃい、20%引きだよー」などと、これも屋台のおっさんのような呼び掛けをしてきます。
  「本おたく」たちは、その呼び声と一緒に配る出版案内や無料のカレンダー、趣味の悪いトートーバックなどをもらいながら、ふらふらと歩きます。 場内を歩くと、まるで神保町の古本市の中に彷徨いこんだようなデジャブ感で、人々はふらふらと本を買っては歩きます。
  出版社の男の多くは、ポニーテール、ロン毛、ひげに、アロハシャツ、Gパン、サンダル姿なので、同行の出版関係の友人Yに「何でみんな同じような格好してるのか?」と聞くと、「あれが一番、動きやすいんだよ、服にこだわりのない連中は自然にああなるんだよ」と、Yは薄毛とアロハとGパンとサンダルで答えます。 納得しながら「本おたく」の休日は過ぎていきます。

82.働きすぎない日本人 2007.6.29掲載 
 日本人は働きすぎだなんて時代はすっかり過去のものになったようです。 社会保険庁での働かないぶりはすさまじいものがありますが、日本のお役所は参考にならないので。 世界競争力ランキング2006を見てますと、日本の年間労働時間は1,868時間とあります。 この時間を、1月の出社日数を20日として、12月×20日で割ると一日約7.7時間の労働となります。 世界では第34位の労働時間となっています。  ちなにみトップは香港の2,400時間(何と一日10時間もしくは土日なし)となっています。 私どもの事務所が入っているビルの一階の入口付近でいつもタバコを吸っているあの人の労働時間はどうなっているんだろうかな、一歩踏み出すと道路だから罰金2千円だしなあ、なんて栓のない心配をしてしまう毎日です。

81.たばこ禁止条例で捕まる人たち 2007.6.29掲載 
 いまや各地区で「歩きタバコ禁止条例」ができ、世の中の空気が少しはきれいになるかと思っていたら、それでもまだ道路上で吸っている人がいます。 この違反者が時々区役所の人に捕まって罰金を取られます。 この言い訳がなんとも面白くて、立ち止まってつい聞いてしまう(野次馬だなあ)のです。 「歩行中禁煙だろ、立って吸ってるからいいじゃん」、「会社で吸っていたのを忘れてタバコを持って出ちゃったんだよ、半分以上は会社で吸っていたんだよ」、「む、む、無意識に吸っちゃってるんだよ」などなど、屁理屈のオンパレードです。 それでも2千円をたたきつけるように支払い去って行きます。 こういう2千円って悔しいだろうなあ、吸わなきゃいいのになあと思いつつ、私が注意して相手が強いとヤバイので、吸っている人の煙を避けながら心の中で「つかまれ」とつぶやきながら、道路を歩く毎日です。

80.家庭内離婚 2007.5.31掲載 
 今回は、こんな話題ばかりで失礼しちゃうのですが、ついでなのでこの前、親しくしているK弁護士に聞いた話をご紹介します。 最近、離婚をしたいということで、K弁護士に相談に来る夫婦が多くなったのだそうです。 夫婦? 離婚の話を夫婦でしに来る、なんか不思議です。 普通はどちらかがこっそりと人目を避けて、ビルの間の小さな通りを抜き足差し足でやってくるのでは。 そこなんです、夫婦で来るということは円満離婚なのです。 しかも、話し合った上で、家庭内離婚をするのです。 これだと、相変わらず一緒に住んでいるのでハードの部分での状況は今までと何も変わりませんが、ソフトの部分がずいぶん変わってきます。 だんなの料理を作らなくて良い、風呂は好きなときには入れる、遅くまで飲んでもなんら気兼ねもない、奥様同士でカラオケ屋で朝まで歌ってられる(なんかカラオケ屋にこだわるなあ)、まあたまには元だんなと映画でも観にいってみる、どこか新鮮な気分で青春時代に戻った気もする。 家庭内離婚でハッピーになった人が結構いるとのことです。 年金分割よりは良いのかもしれません。

79.エビングハウス忘却曲線 2007.4.26掲載 
 数年前から、激しくなった物忘れを補うためにポケットにはいつもメモ帳が入っています。 しかしそれも意味をなさないときが間々あります。 ためしにメモ帳を広げてみると、「グレンフィディック」と書いてあります。 なんだっけかなあ、こいつ。 どー考えても思い出せないのでインターネットで調べてみると、シングルモルトがどうのこうのと、書いてあります。 そうかウィスキーか、電車の広告で見て、メモしたのだった。 エビングハウスという学者の研究では、人の記憶は、覚えて20分後に42%に忘却し、1時間後には56%、1日後には74%、1週間後には77%、1ヶ月すると79%を忘却するとあります。 覚えても、かなり早い段階で記憶はなくなるものなのです。 どーすればよいのか?そうだメモすればいいんだ、だからメモじゃだめなんだ。あー。

78.2代目とこやし 2007.4.26掲載 
 ずいぶんもてるものであります。 決してうらやましがっているわけではないのですが、生まれついての梨園の育ち。 「梨園」とは辞書を調べると・・・・・・・ 唐の玄宗皇帝は音楽を愛好して、宮廷の楽人の子弟300人を梨園に集めて自ら教えた・・・・・とあります。 なんとも優雅な世界なのであります。 いつのころから彼女をとっかえひっかえで、遊びまくっても 芸のこやしとして許される。 うらやましいかぎ・・・いやそうでもないのですが・・・。 
でも、こやしって肥だめの中に入っているあいつだよなあ。 こやしにされちゃった方はつらいよなあ。 食べられて、消化されて、ぶりっと出されて、発酵させられて、土に蒔かれちゃうんだもんなあ。まあこやしとされた女性は、野菜にでもとりついて、奴のお腹に入って、下痢にでもしてやれば・・・あ、そうか、そうなるとまた出されてこやしになるのかあ、つらいなあ、こやし。

77.小学生の見る夢 2007.3.31掲載 
 そんな中、何故か、私の子供の通う小学校の同じ学年の子達は、ほとんど受験をする子もなく、普通に(今では特殊に)地区の公立中学に進みます。 この学年は男80人女40人くらいで、圧倒的に男の数が多いのですが、女の子の方が大きいせいでしょうか、私の印象では半分以上が女の子に見えます。 先日、この子達の卒業式に参加すると、子供たちの「将来の夢」が書いてある冊子をもらいました。 男の子の夢は、半分以上の44人が、野球(18人)、サッカー(13人)などのスポーツ選手で、そのほか大工(3人)、ゲーム関係(3人)、調理師(3人)等です。 女の子は、その印象とは違い、やさしさがにじみ出ている夢が多く、動物関係(6人)、幼稚園の先生(5人)、看護士(3人)などです。 こう見ると、男の子の夢はほとんど実現するのは難しく(ごめん、大人は夢がなくて)と思うのですが、女の子の夢は具体的で、すぐにでも手が届くものが多くなっているように見えます。 身体も心も女の子の発達の方が圧倒的に早いようです。
  また、少数派の将来の夢として、「立派な大人になりたい=男2人」、「平和に暮らしたい=男1人」、など漠然とした安らぎの心を持つ男たち、さらに「自分がやっていける仕事=男1人」と、多くを望まない謙虚な心の持ち主、などもいて癒されます。 女の子でもただ1人抽象的な夢を持つ子がいて「優しい大人」になりたいとありました。 なってください、ぜひ優しい大人になって世界の人間たちを癒してください。 心より思います。

76.日本の子供事情と日中関係 2007.3.31掲載 
 今の子供たちはとても忙しく、いろいろなことをしなければならないので、身体や心に何か悪い影響が出ているようで心配です。 一つは少子化ゆえに親の目が子供に行き届きすぎて、あれやりなさいこれやりなさいと言われ、自分の頭で考えることが少なくなってきています。 また子供の教育に関する情報が豊富ゆえに塾やら習い事に競うように入れられ、子供同士で遊ぶ機会が失われます。 さらには周りにテレビ・ゲームが氾濫し、子供の前頭葉は退化し、暴力的なゲームソフトは子供の心にも良くないのでしょう。  
  前に、中国は一人っ子政策で子供が考えられないくらい「わがまま」になってきていると書きましたが、日本も笑っていられません。 このままではただでさえ仲の悪い日中関係が、将来今の子供たちが政治家や官僚になると、超わがまま国家同士の関係になってしまいます。 自分の頭で考えないのでコンピュータの結果を鵜呑みにし、子供同士けんかをしないので相手の痛みが分からず、ゲームというバーチャルな世界は何回壊してもリセットが可能なので戦争もしちゃう。 どうなっちゃうのでしょうか。

75.共通の悩み 2007.2.28掲載 
 ある二人の女性には共通の悩みがあります。 彼女たちの名誉のためその悩みがどういうものかは紙面に表すことはできませんが、スラブの女は胸がでかくて、ロシアではバスト86cm以下の服は子供服のコーナーじゃないと売ってないらしいよと言うと、「がーん、私たちって赤ちゃん本舗なみ〜」「ロシアに生まれなくて良かったわよ〜」と小さな声でぶつぶつ言うのが聞こえてきます。 スラブ人はロシア、クロアチア、セルビア、ポーランド、チェコなどの人々で人口約3億人を有すヨーロッパ最大の民族であります。 胸も大きいが民族の規模も大きいのです。  だけど身体も当然に大きいわけでして、それは10歳半ばくらいになると顕著になっていき、子供のころは妖精のようにかわいかったコマネチも今や当時の面影もありません。 「ふんっ、大きいからって良いもんじゃないのよ」・・・・ごもっともでございます。

74.上野公園の英知 2007.1.31掲載 
 上野公園に行くと、通り道以外の地面のほとんどに青いシートで囲われたダンボールの家があり、多くの人たちがそこで暮らしています。 昼ごろになり、ボランティアの鍋の配給が始まると、200人以上の人たちが整然と・・・小学校の朝礼のように・・・四角く並び、そこから粛々と1本の列になって鍋の前まで行進をします。 この静かでお行儀の良い整然さは何なのか、なぜ青いシートなのか、最近その疑問が解けました。 警察関係の人と飲んだ時に教えてもらったのですが、上野公園の中は住宅地の区分けのようにブロックがいくつも出来ていて、そのブロックごとにブロック長なるものが存在し、よそ者特に素行の悪いよそ者は仲間に入れないそうであります。 しかもブロック長の言うことを聞かないものがいると、公園を追い出されることもあるので、みなよく言うことを聞くそうなのです。 また、お花見の季節には宴会幹事が場所取りのために青いシートを敷き、場所確保のため近くにいる人に「この酒飲みながら夕方5時まで座っていてくれ」と頼みます。 頼まれた方はただで酒が飲める上に、その敷いた青いシートまでも報酬としてもらえるのです。 そしてその青いシートを巧みに組み立てるノウハウを持つのがイラン人で、彼らは戦争のときに焼きだされ、仮住まいを外に作った経験を元に日本人の仲間にノウハウを伝授したのです。 まさに人間の英知の集約したものがあの青いシートの建造物だったのです。 すばらしい。

73.宮崎県は美味しい 2007.1.31掲載 
 宮崎県知事にそのまんま東さんが見事当選しました。 TVで選挙活動をしていたころを観ていると、ご飯の時間になるとぴたりと横にお母さんが来て、息子のためにおにぎりなどをこしらえています。 そのお母さんのことを思うと涙が出ます。 息子が芸能界に入り、たいした活躍もしないまま「少女との淫行」「後輩への暴行」で警察沙汰になり、愛する孫の母親と離婚してまで望んだ宮崎県知事選。 親の気持ちとしては、地獄から這い上がってくる息子のために何とか役に立とうと、老いた両手で懸命におにぎりを握ったのでしょう。そして知事に立候補しただけでも「何かうれしいのに」、当選してしまった息子。 親孝行知事は、県の孝行知事になれるものなのか、がんばってほしいものです。
   話は変わりますが、私も何回か宮崎県に行ったことがあります。 知人のK氏と夜の宮崎を歩くと、夜に働くお兄さんたちがやたらと挨拶をしてきて怖いのですが、 K氏の案内してくれる店はどこも美味しく、箸でも切れる宮崎牛の生肉とか、朝に店主が釣ってきた魚を切ってくれる店とか、今思い出してもよだれが出ます。 散々飲んで食べると宮崎の夜は釜揚げうどんの店が大盛況となります。 どの店も酔客で一杯で、締めのうどんをすすっています。地元の人たちはそれぞれ自分の好みの釜揚げうどん屋があり、飲むと必ず食べるのです。何で釜揚げうどんなんだ? それぞれの食文化があるものなのです。

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